皆さんは手根管症候群というものをご存じでしょうか?
前の記事で腱鞘炎についての記事を書いたのですが、
その内容の中で手根管症候群について少し触れたので、今回はガッツリ触れて行こうと思います。
手根管症候群という病気とは?
手根管症候群は、手首の内側にある手根管が圧迫されることで起こる神経障害です。
腱鞘炎のように主に手の使い過ぎによって起きる病気になります。
手根管症候群の主な症状とは?
手根管内を通る神経が圧迫されることで、手のひら側や親指、人差し指、中指、および半分の薬指に、
手首の痛みや炎症、しびれ感などが起きてしまいます。
そして、神経を圧迫してしまう原因でもっとも多いのが筋肉です。
つまり、前回の記事のように腱鞘炎を無視続けて炎症が悪化してしまうことにより、
手根管症候群になってしまう恐れがあるということです。
もちろん、炎症を抑えることにより症状は落ち着いてきます。
ただ、炎症を繰り返されたり、症状を無視し続けてしまうと筋肉や靱帯が変形してしまい、
手術をしなければ治らなくなってしまう恐れがあります。
手根管症候群の対策
手根管症候群の症状を軽減するために、以下の対策を考慮することが重要です。
- 休息と手首のサポート: 手を頻繁に動かさないようにし、特に夜間に手首をサポートするためにスプリントを使用します。
- 炎症を軽減する: 医師の指示に従い非ステロイド性消炎鎮痛薬を使用し、炎症を軽減します。
- 物理療法とエクササイズ: 理学療法士の指導で、手首と手の筋肉を強化するエクササイズを行います。また、保冷剤や温熱療法も有効です。
- 環境の修正: 作業環境や日常生活での手の使用方法を見直し、手首への負担を軽減します。
- 手術の検討: 症状が重篤で対応する他の方法が有効でない場合、手術を検討することも重要です。手術は手根管を広げることで圧迫を軽減し、神経の圧迫を解消します。
その他の対処法
手根管症候群の主な対処法しては安静となります。
ただ、腕や手は日常的によく使うものなので、安静になかなかできませんよね?
そういう方に以下の商品がおすすめです。
サポーター
ただ、サポーターをつかうにあたって注意してもらいたいのは、
サポーターに頼りすぎないということです。
サポーターは筋肉の役割をはたしているので、
使いすぎることにより必要な筋肉がなくなってしまう恐れがあるので、
寝るときや家でゆっくりしているときは外してあげるようにしましょう。
ハンドマッサージャー
先ほど書いた通り、手根管症候群は筋肉で神経を圧迫していることが多いです。
筋肉は主に使いすぎた際に張ってしまうことから、マッサージをすることがいいとされています。
特に下の商品は温熱機能も持ち合わせており、血液の循環も改善してくれますので、
マッサージ効果は期待できると思われます。
さいごに
上記に手根管症候群の対処法いろいろ紹介させてもらいましたが、
自分に合ってない方法をすることで症状が悪化する恐れがあるので、
実際にやるまえに先に医師と相談することをおすすめします。
早期発見することによって治療効果が出やすいこと多いので、
受診を悩んでいる方いれば、近くの整形外科の病院へ行きましょう!